淡色ドロップス




クスクス笑いながら

双眼鏡から駅を覗き続けていると


「っ、見っけた!」


駅の出入り口に立っている
センセーを発見してしまった。


「よし、出よ」

「え、待って俺まだ
バーガー食ってない!」

「バーガーごと来な!」

「ええー…」


慌ただしくトレーを片付け階段を下りていく私たちを、周りの人たちは最後まで奇行な目でみていた。



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