淡色ドロップス
「はい。よく会いますね」
「、」
ちょっとホッとしたように笑う瀬野センセー。い今の笑顔ヤバかった!
そう思っていたのは私だけではなかったようで、その笑顔に警戒心を解いたのか
「え、なになに美緒ちゃんとセンセー知り合いなの?」
私たちの周りに女子が集まりだした。
そこからがもう大変。
瀬野センセーへの質問攻めが殺到して私はすっかり蚊帳の外。
…わたしが最初に話していたのに。
ムッとしてしまう狭き心を抱えトボトボ席へ戻る。
「ドンマイ脇役」
カナちゃんの慰める気のない慰めに更にムッとしたのは言うまでもない。