淡色ドロップス
俺は強引に内田を引っ張って、抱きしめた。
触れたらダメな気がするとか、もう知らん。だって俺、こいつの彼氏だし。
なんかお互い頭ごちゃごちゃだし
周りの視線が痛いけど…
でももう、どうだっていいよ。
「ぉ、おのく…ぶっ」
「今顔赤いからダメ」
「、」
後頭部に手を回して、内田の顔を自分の胸に押し付けた。
内田が好きすぎて気持ちが追いつかない。
「…すき」
「っ」
「内田、好き」
「う、うん。うん」
「ホントのこと言わなくて、ごめん」
「うん」
「でも、内田も言え。これから汚い感情も全部。喧嘩してもいいじゃん、別に」
「…うん、っ」
「俺も言うから。内田をめちゃくちゃに触り倒してえとか」
「それは言わんでええ!」
「はは…っ」