淡色ドロップス
真っ赤な頬で吠える内田の髪をくしゃ、と撫でる。
「っ、ズルい小野くん」
「いや内田こそ」
すれ違うし、喧嘩だってするけど
どうか呆れないでほしい。
勝手に納得して離れていかないでほしい。
向き合ってこうやって話し合って直して、築きあげていく。
その先に、俺らの未来があると思うんだ。
【無意識な彼女】
(じゃああたしがもし告白されたら絶対ちゃんと言うね!)
(いや、ないでしょ。)
(なんですと)