淡色ドロップス





女子に囲まれている
センセー笑ってない!

無になってる! ほら今も!


昨日見せてくれた笑顔は私の特権?


あの笑顔を見せてくれるのは私の前だからとか? だとしたら、コレって結構脈あるってことじゃない?


そんなの、ニヤけずにいられないよ。


足をバタバタさせながらニヤニヤを通り越してニタニタ笑う。


「美緒、その顔センセーの前ではやっちゃダメだからね…?」

「しないよっ、だってこんなの好きですって言ってるようなもんだもん」

「うん?」


いーの!

とにかく私は今嬉しくて、胸がギュウギュウして仕方がないんだ。



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