嫌いなんて言えない。

今、あなたは私をどう思ってる?
最悪な奴?それとも、あの人達と同類?

どう思われてもしかたがないよね。
私が出した結論なのだから。後悔は・・・しない。

あの時私は藍葉に気づいてた。そうあの人達が帰るとき。
チラッと藍場が見えたの。それで実行した、
そしたら案の定藍場は私から離れて行った。

その時は"よっしゃ!成功♪"とか思ってたかもしれない。
でも、本当は違った。
だって涙がでるんだもん。やっぱり、自分は正直者だなと改めて感じた。

コンコン,

トイレの戸が鳴った。

「はい?」

「優衣菜ちゃん。迎えに来たわよ。」

「お母さん!」

「遅れちゃうじゃない、早くきなさい」

「はい・・・。」

私は母親に連れられるまま車へ向かって行った。

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