嫌いなんて言えない。
4* 出会い
ピピピ・・ピピピ。
カチッ
「っん-!!!」
あたしは大きく伸びをする。
カーテンから差し込むほどよい光がとても心地良い。
昨日、あのまま寝てしまったようだ。
普通どおり着替え
普通どおり食事をし
普通どおり登校した。
しかし、普通どおりの学校ではなかった。
隣に優衣菜がいない。
それだけなのになぜ違うの?
あたしにとっての
優衣菜の存在感その莫大な大きなに
今、始めて気がついた。