嫌いなんて言えない。

「はぁ・・・」


こんな事されるなら
学校なんて来たくない・・・
でも・・・


どんっ!!!

「痛っ・・・」

あたしは尻もちをついた。

「ごめんなさい、大丈夫?」

「うん。」

どーせあたしなんかと
ぶつかればみんな汚い物を触れたみたいに払う。
どーせこの人も・・・

「え?」

「本当にごめんね。はい、つかまって」


払うよりも手まで貸してくれた。


< 4 / 49 >

この作品をシェア

pagetop