嫌いなんて言えない。

初めて親友と呼べる友達があたしにできた。


嬉しい!すっごい嬉しい!

「ねえ優衣菜」

「んー?」

「これからもあたし達って一緒だよね?」

「何言ってるの?当たり前っしょ!!」

「だよねー・・・。はは」

「もー」


この時あたしは本気で笑えなかった。
あいつらも最初はこーだった。
でも、日にちが経つにつれ態度が急変しあたしは奴隷にされた・・・。
だから正直あんまり信じられない。

あたしの頭の中に"優衣菜は大丈夫なの・・・?"という疑問がぐるぐる回る。

きっと大丈夫!あたしはそう信じたかった。

< 6 / 49 >

この作品をシェア

pagetop