嫌いなんて言えない。

「は?やっぱりテメーも奴隷にしたかっただけ?」

「でも、違うの」

「は、なんなんだよ。意味不明-」

「ついてきてくれる藍葉が嬉しかった。愛しかった。だから、仲良くしたかったの!決してあなた達から奪ったわけじゃない。私が欲しかったの。」

え・・・優衣菜・・・
そんな風に感じてくれてたんだ・・・。
嬉しいよ。

「はは。そういう友情ごっこやめよ?まぢウザい」

「・・・ごっこじゃないよ。本当だもん。」

「じゃ勝手にすれば?」


最後にあいつらは優衣菜の肩に
おもいっきりぶつかって帰って行った。

< 9 / 49 >

この作品をシェア

pagetop