あの日、言いたかったこと。
あの時……光輝は笑ってた。
でも、いつもの屈託のない笑顔じゃなくて……無理をしているような、作った笑顔。
アイツは言ったよ。
「ごめん……」って。
アイツは悪くないのにっ……
悪いのは俺なのに……!
もう……それ以上光輝の顔を見れなかったよ。
自分がどれだけ酷いことを言ってしまったか……あの時のバカな俺でも、十分に理解していたから。
でも……一度発してしまった言葉は、もう元には戻らない。
……俺は逃げるようにその場を去った。
自分のしてしまったこと……全てから逃げるように。
それから数日後……光輝はいなくなってしまった。
何も謝れないまま……それが最後の会話になってしまった――
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