ソットボーチェ~あなたの声で~

「わわ!!大丈夫ですか!?聖斗、おしぼり!!」
「お、おぅ」

慌てて聖斗から、おしぼりを受け取ると素早く立ち上がり客の服やテーブルを拭いた。

「ご、ごめんね…」

茶髪の彼が謝って。

「いえいえ、お気になさらずー」

わたしは拭き終わった、おしぼりを聖斗に渡した。

「お前、そういうとこは女だよな」

ポツリ呟いた聖斗。
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