双子の物語
うぅ~……。
陸くん何ていってくるだろう……。
そう思いながら、目を頑なにつぶって、下を向いていると
「そっか。……何かよかったぁ~」
なんて、気の抜けた声が聞こえてきた。
「よかった……?」
そう聞くと、
「うん。俺 華菜ちゃんに頼られてないのかと思った。
それより、お化け屋敷でずっとしがみつかれてたとき、正直やばかったです……」
何て、顔を真っ赤にしながら言った。
ふふっ。
陸くんがかわいい……。