双子の物語
と、聞こえないくらいの声で、ボソッといった。
なのに、
「ははっ。また明日!」
陸くんには聞こえていた。
もぅ、今日だけで、陸くんを凄く好きになった気がする。
いや、気がするんじゃなくて、そうなんだ。
私は、陸くんの姿が見えなくなるまでみていた。
それから家に入った。
「ただいまぁー」
はぁ、もう陸くんはいないんだな……。
寂しいと思ってしまう私は、重症かな?
私は、幸せすぎて、ご飯が食べられず、そのままベッドに入って寝た。
お風呂は、明日の朝にでも入ろっと……。
私は、幸せを噛み締めながら、眠りについた。
その日見た夢は、素敵な夢だった。