双子の物語
やっぱ……変?
「ただいま~」
私は、そう言って部屋のなかに入る。
大輝も、そのまま上がってきた。
「あら、お帰り~。今日はハンバーグだよー」
ハンバーグ!?
「やったー!」
私は、喜んだ。
まぁ、あんまり好き嫌いないから、何でも喜んじゃうけど……。
……こんな風に、元通りに、話せるようにもなったし、ほんと、良かった。
「私着替えてくる~」
うお母さんに言って、自分の部屋に向かった。
私は、部屋着に着替えようと、クローゼットから服を出した。
制服を脱いで、ひとまずベットにおく。
そして、部屋着に着替えようとする。
と、その時―。