双子の物語



食べ終わって、佐奈は急いでごちそうさまを言って、自分の部屋に上がっていった。





ふっ。





分かりやすすぎだろ。





そんなこと思いながら、俺もごちそうさまを言って席をたった。





と、その時、





「何かあったの?……佐奈」





と、少しにやっと笑いながら、聞いてくる母。





いったい何を頭のなかで想像しているんだろうか……。





「さぁ。」





と言って、俺もゆっくりと2階に上がった。





俺は、なんかこれからが、楽しみだ。





ウキウキしている自分もいるけど、不安もある。





佐奈はどんな反応してくれるんだろう?






俺は、風呂は朝にでも入ろうと思い、ベットに転がった。





夏に近づいてきている今、布団をかぶるには、少し暑かった。





< 146 / 309 >

この作品をシェア

pagetop