双子の物語
……だけど、何故かいつもの感覚とは違った。
兄弟じゃないって知ったから?
それとも、昨日あんなことがあったから?
……いや、それとも、どっちとも?
「おい。何かたまってんだ?」
……っ!
「なっ、何でもない……」
私は、そう言って、大輝を見ずに、ベットから降りる。
「……なぁ。」
ビクッ。
大輝が後ろから話しかけてきた。
何か言われるかもと思っていたけど、ビックリするものはする。
「……何?」
私はそっと振り替えって、言葉を返す。