双子の物語
ピピピピッピピピピッ…….
「んんー…………ぅるさぃ……」
眠ぃ……。
「おい。うるさいぞ。早く止めろ。
その目覚まし」
そんな声が聞こえてても、体が動かない。
「ったく……。いい加減朝になれろよ……」
そう言って、目覚ましを止める。
「うう~…………眠い……寝たい」
もう少しだけ……て、言いたいけど口が動かない。
「遅刻しても知らねぇーよ?」
遅刻……って、
「今何時!?」
私は、いきよいよく、起き上がった。