双子の物語



「あ、そろそろ始まるみたいだね」





「そうだね」





私と華菜は、コートの端っこの方で邪魔にならないように、座った。





体育館には、バスケのコートが2つある。





片方を女子が使って、もう片方を男子が使っている。





隣のコートを見ると、ちょうど大輝がコートに出たところだった。





不覚にも、コートに出てくる姿が、かっこいいと思ってしまったけど多分それはき兄がかっこよくなったなぁ~と、そんな感情だと思うけど。



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