双子の物語
「……っ。何でもない」
はぁ?
「そんなわけないじゃんっ。うずくまってたくせに!」
「……見てたのかよ……。……ダセ」
最後のは、声が小さくて気聞き取れなかったけど、
「そりゃ、あれだけ騒がしかったら、気づくし、見ると思うけど……」
まぁ、一人じゃ見つけれなかったけどね。
華菜のおかげだけど。
すると、
「こいつね、パスされたボール、うけとれなくて、腹にガツッと、それで、腹に当たったボールが床に落ちて、そのボールで転んだと言うわけです。」
一緒にプレイをしていた人が、教えてくれた
確か……、