双子の物語

…っ………その声ヤバイって!





やめろ、ほんと……。





「佐奈……」





そう言うと、壁側に向いていた佐奈がこちらを向いた。





でも起きる気配がない。





つか寝顔かわいい…………。





俺って変態か?





ほんと変なき起こしそうで、自分が怖い。





「でもこんな姿。俺だけの特権だな」





ボソッと呟く。





すると佐奈が、目を冷ました。





「ん……あれ……何で大輝がいるの?」





んなかわいいい声で言わないでくれ。





それに、寝起きでとろーんとしてるのに。





「あ……ああ。智がよんでるっていいいに来たけど」






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