双子の物語
「……っ。何でもない」
まさか、佐奈を見ていて怪我をしたなんて、恥ずかしくて言えねーよな……。
「そんなわけないじゃんっ。うずくまってたく せに!」
うわ、見られてるし……。
「……見てたのかよ……。……ダセ」
ダセーな、俺って。
「そりゃ、あれだけ騒がしかったら、気づくし 、見ると思うけど……」
……い、そうゆうことか。
そこから、何故か佐奈に保健室までつれられた。
佐奈に捕まれてる手が、熱くなっていく。
どきどき……。
緊張してどうかしてしまいそうだ。
そして、保健室についた。
何故か沈黙になってしまい、話題を探す。