双子の物語


「じ、じゃあ、い、いこっ」





と、佐奈が急に言い出して、立ち上がって出ていこうとする。





その時、佐奈が俺の足につまずいた。





「うわっ……」





「いっ……」





足を蹴られていたかったけど、それどころじゃなく、倒れる佐奈を庇おうとしたけど、間に合わなかった。





俺が佐奈の上にのかってしまった。




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