双子の物語
「お待たせっ」
「よし。行くぞ」
私の準備が終わり、2人で学校へ向かう。
一緒に学校行くくらいなら、不信に思わないよね?
いちを、付き合っているといっても、普段通りだ。
違うことと言えば、気持ちかな。
横に大輝がいて、一緒に歩いているだけで、前まで何もなかったのに、ドキドキしてる。
自覚したら尚更だ。
「……ごほっ」
おっと。
咳が出てしまった。
やっぱり昨日、外で寝ちゃってたからかな?
「大丈夫か?……咳出てる」
大輝が心配してくれた。
なんか、胸がくすぐったい。