双子の物語
看病は俺がする
大輝と、お弁当を屋上で食べた日から2日後。
今は、夕御飯過ぎたくらいの時間。
私は、お粥をつくってもらった。
「ちゃんと寝てろよ?」
「……うん。……なんかごめん」
「後でまたくるから。」
大輝は、私の部屋を出ていった。
そう。私は、風邪を引いてしまった。
たぶん……、
や、絶対この前屋上で寝てしまったからだろう。
今考えたら、くしゃみも出てたし、咳も出ていた。
昨日の夕方から、妙に体が重くて寒気がしてた。
大輝に体調のことを気づかれて、いちを、熱を計ってみると、
『37.7……完全に風邪だな。病院行くぞ』
そうして私は、病院につれられて薬をもらい、うちに帰っていた。
その後も、何かと看病をしてくれた。