双子の物語
そういうと、華菜は、
「無自覚なんだ。この子……」
といって、ビックリしていた。
私には、なんのことか わからなかったけど。
「まぁ、いいや。さぁ、お弁当食べよう!」
華菜が、切り替えて、弁当を食べ始める。
私も急いで弁当を出して、食べる。
「いただきまーす!……うーん美味しい」
大輝に感謝だよ。ほんと。
出来た兄がいてよかった。
「なんか、視線感じるんだけど……気のせい?」
華菜に聞いてみた。
「いや?気のせいじゃないと思うよ。
さっきのこともあったし。多分、佐奈と大輝くんのことが気になるんじゃない?みんなさ」
といって、周りを見渡す。