双子の物語



「……あのね」





私は、何も隠さず、話をした。





話している途中、大輝は静かに聞いてくれた。





でも、驚くとかは、しなかった。





「……って、言うわけ」





一通りと話した後、大輝は、





「そうだよな。そんな行きなり言われても、理解できないのが普通だ」





でも、





「大輝は驚かないの?」





そう聞くと大輝は、





「俺は、小学4、5年くらいだったか?もう知ってたしな」





……ッは?





「ししし、知ってた?どうして!?」





って言うか、お母さんは知らないって言ってたよ!?



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