双子の物語



「まぁ、聞いちゃったもんは仕方ないよな。でも、母さんたち言うか迷ってたんだろ?」





「……うん」





「じゃ、そのうち聞くことになってたんだし。まぁ、そんなことはどうでもいいんだけど……あぁ~自分でなにいってるかわかんなくなってきた。

とりあえず、深く考えないようにしろよな?」






大輝……ありがとう。





聞いてくれて少しは楽になった。





もし一人でいたりしたら、深く考えちゃってたかもしれない。





嫌な方向に考えて、自分のなかに溜め込んで……。





「うん。私寝るね!おやすみっ」





私は、布団にくるまった。





季節は夏に近づいて来てるためか、布団にくるまるのはちょっと暑かった。



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