双子の物語
尊敬に近いからかな?
でも、ひとつ思うことは、兄弟じゃないってことは、一人の男と一緒にいるわけで……。
この事を知ってから、妙に気になってしまっている。
よく考えたら大輝かっこいいなぁーとか、一緒に暮らしてる、とか……。
はぁ~………。
「なぁーにため息ばかりついてんのよ?」
華菜が言ってきた。
今は昼休みの時間。
私は、弁当も食べずに机に突っ伏しっている。
ここに華菜がやって来た。
この話は、華菜にはまだしていない。
まだって言うか、しないかもしれない。
だっていくら親友でも、こんなこと言いたくない。