双子の物語
「はははっ。佐奈らしい」
華菜はまんまと嘘に引っ掛かった。
まぁ、見破られたら困るけど。
「ということで、お休みなさい」
そう言って、また机に突っ伏しった。
「ダメー!ご飯はちゃんと食べなきゃ」
そう言って、私の弁当を出す。
「……いらない」
「ダメ」
即答された。
仕方ないから、少しでも食べようと起き上がる。
食欲ないな。
そう思いながらも、心配はさせたくないし、食べる。
「あっ、後写真!持ってきたよー」
それを聞いて、少し眠気が覚める。
「やったー!」