双子の物語
今日は、遊園地にいく予定。
私は、ジェットコースターは全然大丈夫なんだけど、怖いところとか、高い所……観覧車とかが凄く苦手。
でも、そんなことを恥ずかしくて言えない。
何とか乗らないようにしないと……!
「じゃ、チケット買ってくるね」
そう言ってチケット売り場まで走っていた陸くん。
私は、近くのベンチに座って待つ。
しばらくすると、陸くんが戻ってきた。
陸くんの顔を見ると、凄く笑顔だった。
楽しそうだな。
何か私と一緒にいて、楽しそうにされると、妙に照れてしまう。