クレイジーサドくん。




「えー?なんで」

その中性的な顔にサラサラの黒髪。
育ちもいいし誰にでも愛想がよく学年問わず男女共に人気の先輩。


『なんでって…』

「好きだからハグする、いけないの?」

先輩の好きは華道サークルの後輩として好き、だとこの時は思って居た。


『はぁーもう先輩わ仕方ないなー・・・』


と、いいつつも決して嫌な訳ではなくただ恥じらいがあって素直に受け入れにくいから行う行為、みたいな物。


きっと先輩もそれに気づいてるから毎回抱きついてくるんだと思う。


だから恥じらいもなく人の胸に顔を埋めることも出切るんだと思う…?


『って!先輩!なにやってんですか!』



顔は埋めちゃダメでしょ…。
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