【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「お気に入りだったのになぁ…」


愛着が涌いてたんだね


「買いに行こ…?」


「でも、時間は大丈夫なのか?」


「うん。お父さん、帰って来ないから。」


忙しくてしばらく帰れそうにないんだって…


昔からだから慣れっこって言ってもやっぱり寂しいよ…。


「花歩、無理して笑わなくて良いよ」


「無理なんか…」


……してない。


って言いたかったのに言葉が出なかった


「俺には分かるから。」


奏哉には見抜かれてる気がした


「ベルト買いに行って良いか?」


あたしは小さく頷いた


奏哉はベルトを2本買っていた


学校用と休日用らしい


「さっ、食料品買って帰ろうな」


「奏哉…荷物、重くない?」


ほとんど持って貰って申し訳ない


「大丈夫。心配すんな。」


やっぱり、優しいな。
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