【完】恋した相手は元カノの妹～キミに溺愛中～

おかげであたしの体は痣だらけ…


それは今でも残ってる


その痣を見る度、震えが止まらないんだ


悠介は正気に戻ると“好きだよ”とか“もうしないから”なんて言っていた


あたしはそれを信じていた


だけど、同じことが繰り返される度にその言葉を信じられなくなっていた


“別れて”と言ってもなかなか別れさせてはくれなかった


でも、転校が決まって別れを切り出した時、ようやく折れてくれたんだ


だけど、やっぱりあたしの心の傷は治らない


人を信じるのも、好きになるのも怖い


だけど、奏哉に出会って“この人なら信じても大丈夫”って思った


それがお姉ちゃんの彼氏っていうのはびっくりだけど…


奏哉にはもっとあたしのことを知って貰いたいな。


奏哉のこともっと知りたい。


……傍に居たいな。