【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
あたしは1人だって言ったら村瀬君は家に連れて行ってくれた


そしたら“手伝って”なんて言われて村瀬君の隣で手伝った


大変だけど達成感があった


初めての経験だったから。


ご飯も美味しくて村瀬君の両親も優しかった


片親しか居ないあたしには久しぶりに感じた温もりだった


初めて会ったばっかりだけど、村瀬君は良い人


初めて仲良くなったのがこの人でもったいないと思う


「俺のことも奏哉で良いから」


そう言われた時、恥ずかしい気持ちもあった


だけど、嬉しかったんだ


家なんて真向かいだし、なんか少しだけ不安が消えたような気がする


これで出迎えてくれる人が居たらもっと嬉しいんだけどな…


「ただいま、お姉ちゃん」


家に帰って真っ先に仏壇に行き挨拶をする


それがあたしの日課
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