【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
----トントン


「奏哉、入るわよ」


お盆に食事を載せた母さんがやってきた


「花歩ちゃん、寝てるのね」


「1回起きたけどまた寝た」


母さんが来てもグッスリ寝てる花歩


「タマゴ雑炊作ったから起きたら食べさせてね」


「わかった」


「花歩ちゃん、なんだか幸せそうね」


母さんはポツリと呟いた


「もちろん、知歩ちゃんも好きだったけど、あたしは花歩ちゃんの方が好きだな」


花歩はおっとりしてる


だから、守ってあげたいと思う


知歩はサバサバしてた


双子でも、こんなに違うんだな


「奏哉、花歩ちゃんを好きって実感してから雰囲気が柔らかくなったわね」


母さんは嫌でも気づくらしい


「花歩は最初から偽ってない俺と接してくれた」


文句1つ言わなかったんだ
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