【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「元カレからやられたヤツ。知歩に会えないはらいせにあたしを殴ってたの」


花歩は泣かずに話してくれる


「あたしと別れたら発散出来るものがないから“もうしない”とか“好き”とか言ってたんだよ」


“それを信じちゃうあたしもバカだよね。エヘヘ”


なんて言っていた


なんで、強がってんだよ


なんで、笑ってんだよ。


本当は辛いくせに…


「本当は嫌だったの。こんな痣見たら具合悪くなるから。でも、前の学校で友達も居なかったから相談出来る相手が居なかったんだぁ…。」


知歩にも言えなかったってわけか。


「今でもあの時のこと思い出しちゃって、不安になったりする。叩かれるのだって怖い」


花歩なりに葛藤してる


「だから、彼氏なんて作らないって決めたのに、奏哉のこと好きになっちゃった」


俺は花歩を強く抱きしめた
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