【完】恋した相手は元カノの妹～キミに溺愛中～

「知識身につけてた方が良いでしょ？」


「確かにそうだな。そういえば、お前、花歩と付き合ってるだろ？」


……えっ？


俺の顔を見ながら担任は続ける


「大丈夫。誰にも言わないから。拓海が嬉しそうにしてたし、お前も雰囲気が柔らかくなったというか…」


この人の観察力の凄さを忘れてた


「確かに付き合い始めました。花歩が嫌がるので誰にも言わないで下さいね」


「分かってる。最近、知ったんだけど、知歩の妹なんだろ？」


俺は小さく頷いた


「怒らないから仲良くしろよ。ちゃんと勉強もな」


それから教えてもらいながら終わらせた


「拓海に宜しくな」


「はい。お疲れ様です。ありがとうございました」


俺は学校を出て本屋に寄る


特に何をするわけでもなく本屋で時間を潰すのが好きなだけ