【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「花歩と散歩に行ってくる。」


「はいはい。気をつけなさいよ。仁には上手く誤魔化してるから」


麻依はそういうと自分の部屋に戻っていた


「景色、綺麗だね」


「母さん達が景色の良いところに建てたかったらしいから。」


奏哉は“小さい頃に良く来てた”なんてことも教えてくれた


奏哉と近くなれた気がして嬉しいな


海もあって山もある


空気が新鮮で落ち着く


奏哉は写真を撮っていた


「久しぶりに撮ると楽しいな」


なんて言いながら…


奏哉が笑顔で写真を撮ってると嬉しくなる


それからも写真を撮りながら周りを散策した


一緒に居るのが本当に楽しい


そう思えるのは相手が奏哉だから。


「花歩の相手するの忘れてたな」


「あたしは奏哉が笑顔で写真撮ってたからそれで良い」


一緒に居られるだけで十分
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