【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
元カレに似てて思い出してしまうから


仁君には申し訳ないけどまともに話せるようになるにはもう少し時間が必要みたいです


「じゃあ、部屋に戻るから」


それだけいうと奏哉はあたしの手を引いて部屋に戻った


「怖かった…」


部屋に着いて最初に出た言葉


「アイツは悪気があるわけじゃないのだけは分かってな?」


あたしは小さく頷いた


奏哉はあたしを抱きしめてくれた


その温もりが嬉しくて夏場で暑いのにずっとくっついていた


「今日はバーベキューに花火な」


「久しぶりだから楽しみ。」


バーベキューまでは時間があった


“手伝います”って言ったのに未咲さんは“大丈夫。ゆっくり休んでなさい”と言って休ませてくれた


でも、これで仁君に隠すことなく生活出来るんだね
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