【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
ブツブツ文句を言っている仁を置いて倉庫から炭を取る


「仁、手伝わないと肉抜きな?」


「それは嫌だ」


仁は食べ物には抜け目がない


「奏哉ー?持ってきた?」


途中まで花歩が迎えに来てくれた


「心配しなくてもちゃんと持ってきたよ」


「あたしに手伝えることない?」


「花歩は俺の隣に居れば良いよ」


というと花歩は笑ってくれた


「あ~あ。イチャイチャしちゃって~。」


あっ、仁が居ること忘れてた


「良いじゃん。あたしが奏哉と居たいだけだもん。仁君には関係ない」


花歩に言われて黙った仁。


仁には聞こえない声の大きさで“離れるのが怖い”と呟いていた


「花歩に言われて凹むお前もまだまだだな」


「花歩ちゃんまで奏哉の味方なのか…」


……と小声で嘆いていた
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