【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「麻依達が居るのは分かってるんだけど…やっぱり甘えたくなる」


たまに可愛い発言をする花歩は反則だ


高3だから甘えるのを控えてるのも見てて分かる


俺に負担を掛けたくないんだよな


花歩が甘えてくれるから俺だって癒されてるし頑張れる


今だってギュッと抱きついたまま離れない花歩


何を考えてるかは分からないけど…


「奏哉ー?花歩ー?花火やるよ」


麻依が呼びに来た


「あら、タイミング間違えた?」


「いいや、先に行っててくれ」


小さく頷いた麻依を見送った


「まだ離れたくなかったのに…」


「花火が終わったら思いっきりくっついてて良いよ」


“暑苦しくない?”と聞いてきた花歩に俺は笑顔で首を振った


花歩が甘えて来てくれることは苦に思わないから大丈夫なんだ。
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