【完】恋した相手は元カノの妹～キミに溺愛中～

君の悲しい顔は見たくないです＊奏哉side

君の悲しい顔は

見たくない

だから、君には

笑っていて欲しい

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奏を連れてお手洗いに行ってくると言ったっきり戻って来ない


まぁ、外の空気を吸いたいって言ってたから仕方ないか。


周りを見ながら花歩の帰りを待つ


「奏哉君、久しぶりだな」


化粧品会社の社長に声を掛けられた


「お久しぶりですね」


「あれ？さっき可愛い子連れてなかったかい？」


「今、少し席を外してるんですよ」


と他愛のない話をして過ごす


もうそろそろ花歩が戻って来ても良いんだけど…


なんか嫌な予感がする


「お兄ちゃーん!!」


あれ？奏が１人で戻って来た


「花歩は？一緒じゃないのか？」


泣きじゃくっている奏を抱き上げて聞く


だけど、奏は話そうとしない