【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
どうりで呼吸が荒かったわけだ


----トントン


あっ、誰か来た


「奏哉、居るか?」


入ってきたのは仁と麻依


「花歩は大丈夫なの?」


麻依が本当に心配してるのが分かる


「熱があるみたいでな」


多分、慣れない環境で疲れが出たんだろう


「勉強、そこまで進んでないから心配しないでね」


麻依達はそれだけいうと出て行った


麻依や仁は俺が唯一、信頼している奴ら。


他は誰も信じない


いろいろ考えながら勉強に取りかかった


「いやー!!」


いきなりそんなことを叫び暴れ出した花歩


ベッドから落ちそうになったのを受け止めて抱きしめた


「大丈夫。大丈夫だから…」


奏をあやすように花歩もあやした


「ヒック…ッ…そーや?」


花歩の問い掛けに笑顔で頷く俺。
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