【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
---------------
----------


母さん達が帰って来たのはお昼過ぎだった


花歩は笑うことなく外を見たり俺が撮った写真を見たり…


話し掛けたくても“話し掛けないで”って後ろ姿が物語ってるし。


だから、必要最低限でしか話をしない


「花歩、お茶置いておくからな」


「うん。」


帰って来てからこの調子で…


俺に何が出来るのだろう。


ずっと考えてるけど分からない


「奏哉、話があるんだけど…」


母さんが静かに入った来た


「奏、花歩と一緒に居てくれるか?」


小さく頷いた奏を置き部屋を出る


……とその前に。


「花歩、奏と一緒に居てな?」


「うん。」


花歩の異変に気付いている母さんは悲しそうな表情を浮かべた


話をするために母さんとリビングへ向かう
< 272 / 830 >

この作品をシェア

pagetop