【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「このままが良い」


「今からお客さんが来るんだ。だからちゃんとソファーに座ってな。離れないで傍に居るから」


花歩が情緒不安定なのは分かってる


好きだからこそ分かってあげたい


-----トントン


「どうぞ」


「連れて来たわよ」


花歩が取り乱さなければ良いが…


「花歩ちゃん」


「えっ?何で居るの?」


案の定、びっくりしている


「大丈夫。此処に悠介は居ないから心配しないでね」


「琴美さん、あたしのこと覚えてくれていたんですね」


花歩は普通に話せているみたいだ。


母さんは一旦、部屋を出た


「花歩ちゃんこそ、あたしの名前を覚えていてくれてたの?」


花歩は小さく頷いた


「琴美さん、花歩の隣に座って下さい」


此処は近くで話した方が良いと思った
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