【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「花歩、具合悪くないか?」


「今は大丈夫。」


心配してくれてるんだね


それ以降、話すことなく本屋に着いた


「雑誌のところだったよな」


覚えていてくれたんだ。


雑誌コーナーに着き目的の雑誌を探す


「あった」


けど、取れないや…


「奏哉。そのcutesyって雑誌取ってくれる?」


「これだな。はい」


「ありがとう」


この雑誌、愛読してるから毎月買ってるんだよね


「本屋はこれだけかな」


「じゃあ、俺の行きたいとこ行って良いか?」


「行きたいとこ?いいよ」


奏哉が車椅子を押してやって来たのは参考書売り場


その近くに小説が置いてある


「長く掛かりそうなら…あたし、小説見てて良い?」


「すぐ決まるけど…?」


「じゃあ、此処にいる」


離れたくないや。
< 290 / 830 >

この作品をシェア

pagetop