【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
あたしは誰も居ない静かな場所へと向かった
といっても人が多いからお手洗いと非常階段の隙間なんだけど…
此処なら誰にも見えないし安心する
さっきから携帯が鳴り続けてるんだけど、出る気もない
マナーモードにしてるから振動があるだけ。
こんな身体のあたしが奏哉の傍に居たら迷惑掛けるだけだ
奏哉にあんな悲しい顔なんてさせたくないよ…。
「花歩!!」
……えっ?
名前を呼ばれて振り返るとそこには息を切らした奏哉の姿
「やっと見つけた…」
奏哉は安心した表情を浮かべ、あたしを前から包み込んだ
「お願いだから急に姿を消すな。心配するから」
「奏哉…。お前もいきなり走るなよ」
「ごめん。」
「話があるし花歩ちゃん借りるね。奏哉は麻依が呼んでる」
奏哉はあたしの頭を撫でてから去って行った
といっても人が多いからお手洗いと非常階段の隙間なんだけど…
此処なら誰にも見えないし安心する
さっきから携帯が鳴り続けてるんだけど、出る気もない
マナーモードにしてるから振動があるだけ。
こんな身体のあたしが奏哉の傍に居たら迷惑掛けるだけだ
奏哉にあんな悲しい顔なんてさせたくないよ…。
「花歩!!」
……えっ?
名前を呼ばれて振り返るとそこには息を切らした奏哉の姿
「やっと見つけた…」
奏哉は安心した表情を浮かべ、あたしを前から包み込んだ
「お願いだから急に姿を消すな。心配するから」
「奏哉…。お前もいきなり走るなよ」
「ごめん。」
「話があるし花歩ちゃん借りるね。奏哉は麻依が呼んでる」
奏哉はあたしの頭を撫でてから去って行った