【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「1人の子に尽くしてるなんて久しぶりだからびっくりしたけどね」


「こんな身体のあたしの相手して楽しいのかな?」


只でさえ迷惑ばっかり掛けて申し訳ない気持ちでいっぱいなのに…


「申し訳ないって思ってる?」


図星をつかれて素直に頷くあたし


「そんなこと思わなくて良いよ。奏哉も花歩ちゃんが好きでやってることなんだし」


「でも…」


「寧ろ、とことん甘えて良いよ。奏哉は怒らないし不安を掻き消してくれるはずだから。」


確かに不安だらけ。


あの時から笑うことも忘れたし。


「1人で抱え込まなくて良いんだよ。もっといっぱい甘えて良い」


「でも、受験生だよ?」


だから、勉強の邪魔は出来ない


「奏哉は頭良いから大丈夫。それに今は花歩ちゃんが気になってそれどころじゃないよ」


確かに頭は良いけど…
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