【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
それからたくさんの看護師さん達が入って来て…


血圧や脈などの検査を行っていた


あたしはまだ朦朧としたまま


「とりあえず、これで一安心ですね。何かあったら呼んで下さいね」


担当であろう若い医師がそう言って去って行った


今は夕方みたい。夕日が綺麗だ


「花歩、目が覚めたんだな」


お父さんに話し掛けられて喋りたいけど上手く言葉にならない


この部屋にはお父さんとあたしだけ…


「なかなか目を覚まさないから心配したんだよ」


「ごめんなさい」


「謝らなくて良いよ。本当はもっと傍に居たいけど、仕事に呼ばれたから奏哉君に任せるから」


お父さんはあたしの頭を撫でてから帰って行った


取り残されたあたし


頭はズキズキするし身体全体に激痛が走る


しばらく時間が経って痛みを痛感する
< 306 / 830 >

この作品をシェア

pagetop